わたしは罪がない、しかしわたしは自分を知らない。 わたしは自分の命をいとう。
わたしは罪がない、しかしわたしは自分を知らない。わたしは自分の命をいとう。
自分が完全に潔白な人間であるかどうか 私は考えようとも思わない。 つくづく自分がいやになった。
無垢かどうかすら、もうわたしは知らない。 生きていたくない。
ウヅの地にヨブという名の人があった。そのひととなりは全く、かつ正しく、神を恐れ、悪に遠ざかった。
あなたはわたしの罪のないことを知っておられる。 またあなたの手から救い出しうる者はない。
わたしは神に呼ばわって、聞かれた者であるのに、 その友の物笑いとなっている。 正しく全き人は物笑いとなる。
見よ、わたしはすでにわたしの立ち場を言い並べた。 わたしは義とされることをみずから知っている。
あなたは言う、『わたしはいさぎよく、とがはない。 わたしは清く、不義はない。
どうか神がわたしを打ち滅ぼすことをよしとし、 み手を伸べてわたしを断たれるように。
なにゆえ、わたしのとがをゆるさず、 わたしの不義を除かれないのか。 わたしはいま土の中に横たわる。 あなたがわたしを尋ねられても、 わたしはいないでしょう」。
たといわたしは正しくても答えることができない。 わたしを責められる者に あわれみを請わなければならない。
自分の心を頼む者は愚かである、 知恵をもって歩む者は救を得る。
わたしは自ら省みて、なんらやましいことはないが、それで義とされているわけではない。わたしをさばくかたは、主である。
なぜなら、たといわたしたちの心に責められるようなことがあっても、神はわたしたちの心よりも大いなるかたであって、すべてをご存じだからである。